私が子供の頃は家庭訪問と言えば家の中をお掃除してお茶菓子を出して子供部屋を先生に見せてはしゃいで・・

 

なんて事もありましたが最近は時代と共に家庭訪問の形も変わりつつあります。

 

玄関先で10分前後で終わってしまったり、中には住所確認をするだけで家庭訪問すら無くなった!

 

という小学校まであるのです。そして「お茶菓子などの接待不要」というお便りも増えました。でも

 

「家庭訪問で本当にお茶を出さない方が良いの?」

「お世話になってる先生に非常識と思われたくない」

「接待不要と言われた時のマナーが知りたい」

 

と頭を悩ませるお母さんも多くいらっしゃいますよね。という訳で今回は「家庭訪問でお茶は出さない方が良いのか」「接待不要と言われた場合のマナー」「先生方の本音」についてまとめさせて頂きました!

 

家庭訪問のお茶は出さない方が良いの?

それでは家庭訪問のお茶は出すのか、出さないべきかご紹介しますね。悶々と悩んでらっしゃるお母さんは是非参考にして下さいね^^

 

 

一般的には家庭訪問時のお茶はあっても迷惑じゃないが先生方としては飲めない事情がある事を分かっておきましょう。

 

 

教師をしている知人から聞いた話ではありますがそもそも、学校側や教育委員会から先生方には「飲食物は受け取らない」というお達しが厳しく出ています。

 

「Yさんの家では飲んだのに家のは飲まなかった」

「A子ちゃんの家では食べたのに家は食べなかった」

「B子ちゃんの家はケーキが出たから先生に贔屓されてる」

なんていう保護者のクレームに繋がるのだとか。

 

また、先生方は一日に10件以上回る日もあり、その場合1件1件で頂いたお茶を飲んでいたらトイレに困ってしまうそうです。(※私も中学生の頃は担任の先生に「トイレに困るから」と普通に断られた記憶がありますね。w)

 

「トイレを貸してください」とは中々お家の人には言えませんからね。近所の公園など事前にトイレをリサーチする先生もいるみたいです。

 

気持ちはありがたく、決して迷惑ではありませんが次を急いでいたりトイレ事情がある為「一口も飲まなかった」としても悪く受け取らないでくださいね。

 

 

クレーム対策として近年は事前に「接待不要」とお便りを出す学校があります。

 

が、そのようなお便りを出しても8割以上のお家でお茶やお茶菓子等は出されるのですね。

 

その場合、先生方も形式でお茶を出されている事は分かっているのでほとんど口はつけません。

 

ですが、中には「話しているうちに喉が渇いて2杯もお茶を飲んだとか「自転車で暑い日に周られている先生はゴクゴクと飲んだ」というパターンもあります。

 

では、結局どのような対応を取れば一番良いのか?

現役で教師をしている知人に聞いてみましたよ!

家庭訪問の茶 不要と言われた場合のマナーと対応

それでもお客さんにお茶を出すのは日本人としては常識。出さないなんてどうしてもいられない事くらい先生方も分かっています。では一番いい対応とは何なのか?ぜひ参考にして下さいね。

 

 

ひとまずコップにお茶を出しておいて

「先生もあちこちでお茶を出されてますよね。無理して飲まないで下さいね」

と一言をかける事が一番良いですよ。

 

 

もしくは、何も出さずに「お茶もお出ししませんで・・」と最後に一言声をかける事、です。

 

 

一番大切な事は無理強いをしない事なんですね。特に困るのは「手作りのお菓子」を出したり「子供がお茶を入れる」など断れない状況にしてしまう事。これは嫌でも口にしなければならない為とても困ります。

 

もし、子供が入れた場合でも一言「あちこちで飲まれて大変だと思いますので無理して飲まないでくださいね」と付け加えましょう。

 

先生も人間ですから喉が渇いていれば飲みますしそうでなければ飲まないですよね。出してあとは「自由にしてください」というスタンスを取りましょう。

 

中には緊張で喉が渇いてる先生や話してる最中に喉が渇く先生もいらっしゃいますからね。

 

このような対応が一番「分かってくれてるな」と感じられます。

10分前後で終わる家庭訪問ですのでそんなに気合いを入れなくて良いというのが先生方の本音です。

 

ポイント

家庭訪問は地域性が強く、都会や田舎でも大きく差が分かれます。周りの人に聞いてみるのも良いですね。ただ近年は時間も15分から10分と短くなり、お茶菓子NG、玄関先のみ、という学校が多いです。

 

NEW

正しいお茶の出し方やタイミング、マナーについてはこちらの記事をご覧ください^^

家庭訪問のお茶はペットボトルでいいの?

家庭訪問の飲み物についてです。熱いお茶か冷茶か悩みますよね。ですが家庭訪問で熱いお茶を急須で入れる必要はありません。

 

 

ペットボトルの冷茶をコップに注いで出せば問題ありませんよ!

 

 

急須で出した方が確かに良識的に見えますがほとんど口はつけられないもの。もし出したとしても「飲まなくて大丈夫ですよ」という一言を付け加え、ごり押しにならないよう注意しましょう。

 

先生方もあまり飲めないので凝ったお茶やコーヒーを出されると申し訳ないのです。断られる事はありませんが「ほとんど口をつけられないもの」と認識しておきましょう。

家庭訪問のお茶 土産やお持ち帰りはどうする?

次に土産やお持ち帰りについてです。多くの家庭で個別包装されたお菓子や300mlほどのペットボトルを「学校に帰ってから食べて下さい」と先生方に渡す事があります。

 

 

ですが、残念ですがこれは困るし

迷惑だと思われる先生方が多いです。

 

 

お土産等は学校側から受け取らないように言われてますし、「貰って下さい」→「いやいや受け取れません」→「いえいえそんな事言わずに・・」のやり取りで時間が削られる事も困ってしまいます。

 

結局、学校へは持ち帰れず車の中に隠しておいたけど、結果お菓子が傷んでしまったり

 

「Aさんの家では受け取ったのに家では・・」というクレームにも繋がってしまい先生方にとって良い事は一つもないのです。

 

この辺りは地域性にもよりますが「ない方が助かる」と思ってらっしゃる先生方の方が多いという事です。

 

こちらとしては、もてなしたいしちょっぴり寂しいですが・・笑

 

中には角を立てず上手に受け取る先生方もいらっしゃるそうですが、「お土産は困る」という声はとても多いので気をつけましょう!

家庭訪問 先生たちの本音は?お茶菓子についてどう思う?

それでは最後に先生方の本音についてです。色々なご意見がありますが参考にして頂けたらうれしいです。

 

● 迷惑ではないがトイレ事情などで飲めないのが申し訳ない

 

● お茶は出なければ出ないで逆に来客対応に疑問を感じるが、結局トイレ事情から飲めない。。申し訳ない!

 

● せっかくコーヒーやお茶を出されても口にしないのは気が引けるので何も出されない方がありがたい

 

● 訪問する側としては出されなくても何も思いませんよ。むしろ、出されない方が助かります。時間がもったいないので。

 

● あっても良いけど必要はないです。何件も回るのでトイレが心配。お土産は困るのでいらない。

 

● 何も出して頂かないお家の方がありがたい。喉が渇けば自分で買って合間に飲みます。その方が気楽だし家庭訪問は子供の話をする事が目的なのでお茶菓子はいらない。

 

● 迷惑なんて思った事はない。お菓子は持ち帰って子供とと食べてる。

 

● お茶はありがた迷惑の部分が大きい。ありがたいけど何件も回るとお腹がタップタプになる。

 

● お茶を出されるといつ飲めばいいのか気を使うしお腹がいっぱいになるのでいらない。。

 

 

 

色々ありますが・・「あっても良いけどいらないよ」という意見が多いですね。ただ、それでもほとんどの家庭が出してますし、断られる事もほとんどありません。

 

先生方も気を遣っていらっしゃるかも分かりませんが、先生の人柄による所もあるでしょうね。

 

私だったらひとまず出して「飲まなくていい」旨を伝えますね。また、この風潮を思えばお茶菓子は無しですかね。

 

せっかくの機会ですし先生方にお出ししてお話も沢山したいですが・・玄関先で10分で終わる事もありますから時代が変わったという事で受け入れるしかないのでしょう。

まとめ

いかがでしたでしょうか?

現在はクレームなどを考慮して受け取らない事を学校側から言われている先生方がほとんどなんですね。それでも、気持ち程度にお茶の一杯くらいは出しても良いでしょう。

お茶の出し方のマナーやタイミングについてはこちらの記事でご紹介していますのでご覧ください^^