「身内・友人が亡くなった人にかける言葉って?」
友達が親を亡くなってしまったり、親交のある友人が大事な人を亡くしてしまったりする事がありますよね。
そんな時に、自分はなんて声をかけてあげればよいのか戸惑ってしまうという方はとても多いと思います。
とくに、形式的なお悔みの言葉などありますが、「ご愁傷様です」の一言だけではちょっと・・と感じる方は多いのではないでしょうか。
大切な家族を亡くした友人にかける言葉は?
友人を亡くしてしまった人にかける言葉って?
お悔みの言葉にはどんな種類があるの?
そこでこんな風に悩んでしまうという方はとても多いですよね。
落ち込んでいる人を励ますような言葉をかけたいけど何て言えばいいんだろう、と感じる方はとても多いです。
という事で今回は家族を亡くした人にかける言葉、友人を亡くした人にかける言葉などをご紹介させて頂きます。
参考にして頂ければ幸いです。
亡くなった人にかける言葉は?状況別に例をご紹介
それではまず、友人や身内を亡くしてしまった人にかける言葉をご紹介させて頂きます。
一般的な言葉になりますので、状況に合う文章を選んでみて下さいね。
お母さんの事、本当につらいね。
わたしにできる事や力になれる事があったら何でも言ってね。
うまく言葉が見つかりません。
でも、私にお手伝いできる事があれば何でも言ってね。
つらい時に連絡をしてくれてありがとう。
おばあちゃんがいなくなって、寂しくなってしまうね。
わたしで力になれる事があれば何でも言ってね。
おじい様のこと、本当につらいね。
突然の事でまだ信じられないけど何かできる事があれば何でも言ってください。
突然の事で言葉が見つからないよ。
どうか気をしっかり持ってね。
力になれる事があればなんでも言ってね。
本当につらいね。
むりをしていないか、あなたの事が心配だよ。
どうかできる事があれば頼ってね。
大切な人を亡くしてしまった相手が、親しい友人の場合は上記のような気遣った言葉をかけてあげるとよいでしょう。
悲しみに共感をし、何かできる事があれば言ってね、とシンプルに短い言葉をかけてあげる事が一般的ですね。
そして、大切な人を亡くしてしまったばかりの遺族はあまり長々と色んな事を言われたくないという想いもあります。
本当の辛さは当人にしか分からないので、分かったような言葉をかけてしまう事や、自分の思いばかり一方的に伝える事は失礼です。
なので、あまり多くの言葉はかけずに「大変だったね、力になれる事があれば言ってね」と短い言葉に留めておきましょう。
そして、普段から仲の良い友達であれば形式ばった「ご愁傷様です」のような言葉よりも、上記のような素直な気持ちを表す方が自然ですね。
ただ、身内を亡くしてしまった相手との普段の仲がどれくらい良いのかにもよります。
わたしの祖母が亡くなった時は親友にすぐメールしましたが、親友は「分かったよ。あなたが心配だよ。」の一言だけでした。
これはやはり普段から多くの言葉を交わさなくても気持ちが通じ合っていたからというのもあります。
ですので、そこまで親しくないという場合はいわゆる「常套句」を使った文章の方が良いので次の文章を参考にしてみて下さい。
また、友達ではなく少し目上の人に言葉を送るという場合にも、次の文章を参考にしてみて下さいね。
年上の人やあまり親しくない人には常套句を使おう
それでは次に目上の人やそこまで親しくない人にかける言葉をご紹介させて頂きます。
常套句というのはいわゆる「ご愁傷様です」や「お悔み申し上げます」などのお悔み言葉ですね。
目上の方などにはこのような言葉を使った丁寧な言葉をかける方がよいですね。
このたびは、誠にご愁傷さまでございます。
突然のご不幸で、さぞお力落としの事と存じます。
〇〇さんまでご心労で倒れる事のないよう、どうか心よりお祈りいたしております。
訃報に接し、驚きと悲しみでいっぱいでおります。
ご家族の皆さんの悲しみを思うと言葉もありません。
どうか1日も早く立ち直られますよう、心から念じております。
ご家族の気持ちを思うと、とても胸が痛みます。
心から哀悼の意を表し、ご冥福をお祈りいたします。
さぞお力落としの事と存じますが、お気を強く持たれて
いろいろと大変でございましょうが皆さんで支えあって
お疲れが出ませんよう心からお祈りいたしております。
目上の人や、そこまで親しい間柄ではないという相手には上記のようなお悔み言葉を用いた言葉をかけましょう。
あまり親しくない間柄の方や年上の方の場合には、形式ばった言葉を使う方がマナー的にもよいです。
まず、故人を亡くされたばかりの人にあれこれと長い言葉をかける事は相手への負担にもなるため、よくありません。
また哀悼の思いというのは言っても言ってもいいつくせないもの、とされています。
そこで、「ご愁傷様です」や「お悔み申し上げます」などのお悔み言葉は、簡潔ですが、最大限に追悼の意を表すものとしてあります。
そしてその意味合いも誰でも等しく通じるものなので、基本的にはこのようなお悔み言葉を用いた言葉をかけるとよいでしょう。
普段から親しい間柄の友人であれば別ですが、年上の人や、そこまで関わりのない方などにはこのような言葉が一般的ですね。
お悔みの言葉にはどんな意味があるの?
それでは最後に「お悔み言葉」の意味についてご紹介をさせて頂きます。
ご愁傷様です、やお悔み申し上げます、にはどのような意味があるのか気になるという方は参考にしてみて下さいね。
「ご愁傷様です」という言葉は、相手の傷ついた気持ちに対して心配をしたり、自分も一緒に思いなやむという意味があります。
なので、短いその言葉の中で「あなたの悲しい気持ちが分かりますよ。気の毒な事ですよね。」と相手の気持ちを愁い、気の毒に思っているという事になりますね。
一般的なお悔やみの言葉として使われていて、口頭、手紙、メールなどで様々な場面で使うお悔み言葉になります。
「お悔やみ申し上げます」という言葉は、その通り「お悔み」を相手に伝えるという意味になります。
そこで、その「お悔み」という言葉の意味は「人の死を悲しむ」という意味になるんですね。
ですので、「お悔み申し上げます」というのは、「故人の死を悲しく思います。」という気持ちを表した言葉になりますよ。
「哀悼の意を表(ひょう)します」という言葉の「追悼」とは、故人の死を悲しむという意味になります。
なので、「追悼の意を表します」という言葉は亡くなった故人を思い悲しんでいるという気持ちを表している言葉になりますね。
他のお悔み言葉と意味はほとんど変わりませんが、「ご愁傷様です」や「お悔み申し上げます」などとは使い方が異なり、書き言葉になります。
ですので、法事や葬儀の場などで「追悼の意を表します」とは言いません。
話し言葉ではなく、メールや手紙の場合のみ使えるお悔み言葉になりますので、気を付けて使いましょう。
「ご冥福御祈り致します」は、他のお悔み言葉とは異なり遺族に対してではなく、故人に対しての言葉になります。
「ご冥福」という言葉は「死後の幸福」を表している言葉になるんですね。
なので、「ご冥福をお祈りいたします」というのは「故人の死後の幸福をお祈りします」という意味になりますよ。
まとめ
亡くなった人にかける言葉についてご紹介させて頂きました。
身内や友達が亡くなってしまったという遺族にはなんて声をかければいいのか誰しもが思い悩みますよね。
もし親しい間柄であれば自分の素直な気持ちを、シンプルに短い言葉で伝える事が望ましいです。
ですが、あれこれ一方的に自分の感情ばかりを伝えないように気を付けてみて下さいね。
もし目上の方などであれば、「お悔み言葉」を用いた言葉をかけるようにすれば大丈夫ですよ。