「バーベキューし終わった後の炭とか灰ってどう片付けして処理すればいい?」

 

楽しくバーベキューをして、お腹いっぱいに食べたはいいけれど、その後の「炭の片付けや処分、処理」について「本当はどう処分するのが一番良いのか分からない!」という方は多くいらっしゃいます。

 

アルミで包んだり濡れ新聞紙で包んだり、各家庭により様々な方法がありますが「本当の正しい安全な炭の片付け方法」を是非今回は知っていただけたら嬉しいです。

 

正しい炭の片付け方法や処理、処分については一度覚えてしまえば周りからも一目置かれますし、何しろ火傷やケガの防止になりますからね。

 

という訳で「バーベキュー後の炭の片付け方法まとめ!正しい処分と処理をしよう!」を読んで今年のバーベキューにお役立てください!

 

<この記事で分かる事>

● 家にある物でできる片付け法

● 正しい炭と灰の片付け方法

● 効率がよく安全な炭の処分方法

● 炭の処理に役立つアイテム

バーベキュー後の炭と灰の正しい片付け方法まとめ

それでは早速バーベキュー後の炭と灰の正しい片付け方法をご紹介させて頂きますね。正しい片付け方法を身に付ければ手際よく安全に炭と灰を処理する事ができます。


金属製の缶を使う

バーベキュー後の炭の片付け、処理方法で最も安全な方法になります。まず以下のような缶を用意しておきます。

クッキーやおかき等のお菓子が入っていた缶、ブリキ缶、スチール缶、ステンレス缶、一斗缶、ペール缶金属製の缶なら何でもよいです。

必ずフタとセットで用意しておきましょう。

↓このようなスーパーに売ってる安いおかきの缶で良いす。^^

 

方法は簡単で、バーベキュー後に使い終わった白い炭をトングで一つずつ缶の中へそのまま入れてしまえば処理完了です。

灰も一緒に缶の中へ入れてしまって下さい。そしたらフタをかるく被せるようにします。

そうする事で酸素が足りなくなり「窒息状態」となりバーベキュー後の炭の火は消えてしまいます。

炭を入れると当然、缶は熱を持ち熱くなりますので素手では触らないように注意して下さいね。

そして1時間~2時間も放置しておけば缶は素手で触れるくらいの温度に下がっています。これで片付け完了です!

缶の大きさについては炭の量によりますが余裕を持って大き目のサイズを用意しておきましょう。

 

注意

フタはがっちりと閉める必要はなく上に被せておく程度でOKです。

密閉してしまうと膨張して爆発の可能性がありますので気を付けて下さい。「適当に」乗せる具合で丁度良いです。

ただし、新しい空気が入ってしまうと意味がないため「圧力を逃がす隙は残しつつ空気は出来るだけ入らないようにする」という具合です。

まぁ、あまりシビアにならなくても燃えた二酸化炭素でほぼ炭は窒息するので安心して下さいね。(´▽`*)

 

メリット

この片付け方法を行うと持ち帰りも楽ですし炭を次回に「消し炭」として再利用できます。

消し炭は炭の火起こしをする時に着火しやすく次回のバーベキューにとても重宝します。ぜひ再利用しましょう。

 

ポイントただし、安全なバーベキューの片付け方法ですが「消し炭」として再利用できるのはオガ炭や備長炭などの質の良い炭の場合です。

 

安い炭やマングローブ炭はほぼ崩れてしまい次回に「消し炭」として利用できる大きさの炭はあまり残りません。

 

缶に入れて炭を持って帰った後は燃えるごみとして処分する事になります。(もし大きな塊が残ったらぜひ再利用しましょう)

 

↓このようにあらかじめコンロにアルミを敷いておくとバーベキュー後の炭の片付けが楽になりますよ!


土鍋を使う

家にあるものを使ったバーベキュー後の炭の片付け方法としてはとても簡単で便利でおすすめできます。

土鍋は耐熱性に優れていて容量もあるので炭の量によっては缶より土鍋の方が楽に処理ができます。

方法や片付けの要領は缶と同じなのですが、詳しい動画がYoutubeにありましたのでぜひご覧ください。

コンロの片付け法まで詳しく解説して下さっていてとても分かりやすいので参考にしてみて下さいね。


水が入ったバケツを使う

炭の量もそれほどなく、安い木炭等で再利用もしない場合なら水で消火する片付け法でもOKです。

バケツに水をたっぷり用意してトングで一つずつゆっくりと炭をバケツの中へ入れていきます。

炭を十分に消火できたらごみ袋へ入れて持ち帰れば片付け完了となります。

一応、水で消火した場合でも天日で干してしっかりと乾燥させれば再利用は可能なのですが、少しでも炭の中に水分が残っていると次回のバーベキューで着火した時に炭が爆破する恐れもあります。

その場合子供が回りにいると危険なので、水で消火した炭はそのまま燃えるゴミとして処理してしまう方が安全だし楽なのでおすすめです。

どうしても再利用したい場合はしっかりと天日で炭を乾燥させてから次回のバーベキューで使って下さいね。

コンロに残ったはちりとり等で掃いてごみ袋に入れて持ち帰りましょう!

 

注意

中途半端に消えたと判断するとゴミ袋へ入れた時に発火しますので注意して下さいね。しっかりゆっくり消火しましょう。

また、コンロや炭の上に水をかける事は絶対にやめましょう。ごく少量の水をかけただけでも相当な灰と水蒸気が炭からは出ます。

それを沢山の炭に大量の水をかけたとなると水蒸気爆発を起こします。手間かかりますが一つ一つチマチマと消火しましょうね。


火消壺を使う

バーベキュー後の炭の片付けとして火消壺を買って用意しておいて使うのも良いでしょう。

ただしオガ炭や備長炭など良い炭を使い「必ず次回に消し炭として再利用する」場合でないと火消壺は高い割に壊れやすいのでわざわざ買うのは勿体ないかなとも思います。

バーベキューが好きで年に何回もするという方なら一つ持っておくと便利ではありますし炭の処理も楽です。

炭と灰を火消壺に入れてそのまま1~2時間放置すれば片付け完了です。消し炭は安全に次回に再利用できます。

もし買うとしたら↓のようは火おこし器(チャコスタ)と併用できる火消壺がおすすめです。一石二鳥でとても重宝します。


完全に燃やし切る

バーベキュー後の炭の片付けとしては一番楽ちんではあります。泊まりや時間がある方にはおすすめの処理方法です。

完全燃焼するまで炭を囲んでゆっくりと時間を過ごし完全に灰になるまで燃やし尽くします。

そうすれば炭の処理や処分の必要はなく、灰のみをしっかりと冷ましてゴミ袋に入れてしまえば片付けOKです。

バーベキュー好きの方は意外にこの処理スタイルを取る方が多いです。


キャンプ場に捨てる

そしてキャンプ場やバーベキュー場によっては炭や灰を処分する場所を設けたり炭を受け取ってくださる場所もあります。

事前に確認をしてお願いができる場合はぜひそのまま処理をお願いしましょう。

 

注意

ただし不法投棄は良くありません。そのような制度がないバーベキュー場や海や河原では必ず持ち帰りましょうね。

炭は自然のものと考える方がいますが炭は微生物によって分解ができないので腐りません。

川や海に不法投棄されたらそのまま地球のゴミとなってしまいます。気を付けて!

 

バーベキュー後の炭の処分と再利用について

それでは次にバーベキュー後の炭の処分についてご紹介させて頂きます。再利用についてもご説明させて頂きますね。


燃えるゴミに出す

基本的にバーベキュー後の使い終わった炭や灰は燃えるゴミとして処分する事ができます。

水で消火した場合や、缶で消火したけど再利用が難しい小さな炭の場合等はそのままゴミ袋へ入れて燃えるゴミの日に出して処分しましょう!

花壇の肥料に

バーベキュー後の炭や灰は肥料となります。水で消火してしまっても花の肥料として再利用できます。

もしガーデニングをされていたり、庭があり草木が生えているなら庭や土に埋めて肥料として処分しましょう。

畑の肥料に

またバーベキュー後の炭や灰は畑の肥料にもなります!

灰はもう既に土や砂と同じ状態になっているので大きな効果はありませんが炭は違います。

体温の熱を備蓄し地温を高め生育を早めるという効果がありますし微生物の住み家にもなります。

ただし、やり過ぎるのもそれはそれで問題なので適量が良いですよ。基本的に草木には良い事しかありませんので畑に撒いて処分してしまうのもオススメです。

消し炭の場合

バーベキュー語の炭は消し炭として再利用するととても役立ちます。

通常の炭の3倍以上火付きが良い炭となるので次回のバーベキューの火起こしにとても活躍します。

消し炭があれば着火剤がなくても簡単にオガ炭など火が付きにくい炭でも楽に火起こしをする事が出来ます。

水で消火をした場合はよく天日で乾燥させる必要がありますがぜひ再利用もしてみて下さいね。

バーベキュー後の炭を処理するのに役立つアイテム

それでは最後にバーべキュー後の炭の片付けや処理をするのに役立つアイテムをご紹介させて頂きますね。

年に1回でも毎年継続的にバーベキューを行うなら炭の処理を楽するアイテムはあった方が便利です。

火消壺

バーベキューを毎年やるほどアウトドアが好きな方でしたら一つ手元にあれば重宝します。

ただ、そこまでこだわりが無く、土鍋や缶で十分だ!という方は無くても大丈夫ですよ!

ただ土鍋に炭を入れるのに抵抗がある方や缶も手持ちにない方は火消壺が炭の処理にはおすすめです。

缶があれば缶でいいですが、新しく缶を買うくらいなら火消壺の方がいいですね。

 

火おこし兼用火消しつぼ

チャコスタの利便性や必要性についてはこちらの記事で解説をしているのですが、こちらの商品はチャコスタ(火起こし)と火消し壺の役割を兼用しているのでとても便利かつコスパが良いです。

チャコスタを買う予定のある方は、火消し兼用を買う事をおすすめしますよ。炭の処理には持って来いです!

まとめ

いかがでしたでしょうか?

バーベキュー後の炭の片付けや処分はどうしたらいいのか分からない方も多いと思いますが意外に身近にあるもので処理出来るので色々やりやすい方法で試してみて下さいね!

また炭も灰も燃えるゴミとして処分できますが再利用したり花壇や畑に撒いて処分すると草木の役にも立ち自然に良い事ばかりなのでおすすめです。

毎年1回でも継続的にバーベキューをするご予定のある方は火消壺等を購入しておくと炭の処理や処分には役立ちますよ!