「市販の点鼻薬(AGノーズアルカレット、パブロンその他色々)って使いすぎると副作用がある?」

 

この時期は鼻詰まりと鼻水のせいで本当に辛いですよね。仕事も家事も集中できないし、ティッシュや鼻炎薬が常に手放せないし。( ;´Д`)

 

そこで同じように悩んでいるあなたに気を付けて頂きたいのが「市販の点鼻薬」の使いすぎと副作用についてです。

 

飲み薬より即効性があって気持ちよく、私は一時期毎日何回も点鼻薬を使用していました。そしたら大変なことになりましたので、ここに覚書として点鼻薬について書きます( ;´Д`)

 

という訳で「AGノーズアルカレットの副作用!使いすぎた結果と血管収縮剤について」についてまとめさせて頂きましたので参考にして下さいね。

 

<この記事で分かる事>

● 市販の点鼻薬(AGノーズ等)の副作用について

● 点鼻薬を使いすぎるとどうなるのか

● 血管収縮剤という薬剤について

AGノーズの副作用と市販の点鼻薬について

まずAGノーズに限らず、市販の点鼻薬の副作用についてご説明させて頂きます。副作用を知っていないと私のように本当に痛い目を見てしまいますので、気を付けましょう!まず

 

 

市販の点鼻薬(AGノーズ等)には血管収縮剤という成分が含まれています。

 

 

まず鼻が詰まる理由は鼻の中の鼻甲介(びこうかい)という部分の粘膜がぷくっと腫れ上がる事で鼻の中の気道を塞いでしまうから。

↓こちらの動画の11分~13分辺りで鼻の中の映像付きで説明がされていますね。

 

 

で、市販のAGノーズ等の点鼻薬はこの鼻甲介(びこうかい)の交換神経を刺激して血管を収縮させる事で、腫れをしずめ、鼻詰まりをあっという間に改善してくれるっちゅーワケです。でも、

 

 

この血管収縮剤は長期に渡って使用すると効き目が薄くなっちゃうんです。

 

 

一時期、あっという間に鼻詰まりが改善されるAGノーズににハマってしまい毎日常用していたんですよ。ええ、毎日シュっと。w

 

でも、最初は1日10時間以上効いていたのに、8時間、5時間、3時間、2時間と効き目がだんだん薄くなっていってしまったんです。

 

「なんでなんじゃ・・・」と耳鼻科へ行ったところ「血管収縮剤」はすぐに効き目が薄くなるというお話を教えて頂きました。耐性がすぐに出来てしまうのです(;O;)

 

 

そして、効き目が薄くなるだけでなく長期使用による副作用もあります。

 

 

私は右の鼻の穴だけに使っていた所、右の鼻詰まりだけが日に日に悪化していったんですね。( ;´Д`)

 

それで、ある日もう完全に右鼻の穴が塞がって息が出来ないくらいになってしまいました。飲み薬も効かない。それもお話した所、、、

 

鼻の粘膜の神経を刺激して鼻詰まりを改善する「血管収縮剤」には「使い続けると自律神経のバランスを崩し常に鼻甲介が腫れた状態にしてしまう」という副作用がある、というではありませんか(;´∀`)

 

つまり使いすぎると効き目が無くなるし、しかも悪化するよって話なんですね、早い話が( ゚Д゚)

 

まあ、説明書にもしっかりと書いてあるんですけど、点鼻薬って常用するような物ではなく「酷いときに一時的に使う」物なんです。

 

常用したり長期運用すると効き目もなくなるし、悪化するし、耐性もできて依存してしまうって事なんです。そして依存→悪化→依存の循環障害に陥るようです。

 

うわーーーですね。めっちゃ怖いですよね(;´・ω・)めっちゃ気持ちいのに。。

 

ちなみに、市販のAGノーズ等の点鼻薬に入っている血管収縮剤の代表は「ナファゾリン塩」や「塩酸オキシメタゾリン」です。

 

ですので、これから点鼻薬を購入する際は上記のような「血管収縮剤」が入ってない点鼻薬を選ぶとよいですよ。

 

こちら以下の商品は血管収縮剤が入っていない点鼻薬になります。

AGノーズを使いすぎちゃったらどうしたらいい?

次にAGノーズを使いすぎてしまった場合の解決策についてです。個人的な体験談になってしまうのですが参考にして頂けたら嬉しいです。

 

 

まず点鼻薬などの使用は1週間に2,3回の使用頻度で期間は1週間~2週間以内にえましょう。

 

 

それ以上の頻度で使ったり一か月以上など長期運用する事は使いすぎです。悪化してしまいます。

 

でも、「もうすでに沢山シュッシュしちゃってるよ!」という方もいらっしゃいますよね。大丈夫です。

 

点鼻薬の使用を止めれば徐々に改善されていきます。一生悪化したまま、ってなわけじゃないです。安心して下さいね。

 

 

私の場合は10日程度完全に点鼻薬を止めて、市販の鼻炎薬(1日3回タイプ)に変えたら戻りました。

 

 

慢性鼻炎なので完全に鼻炎が治ったワケじゃありませんが「点鼻薬の効果が切れた途端に堰(せき)を切ったように鼻が詰まる」なんていう副作用は完全に無くなりました。

 

最初のうちは飲み薬だけでは効かず本当に苦しかったです。ティッシュがゴミ箱に山盛りだし鼻も痛くて(;O;)

 

それでも点鼻薬を使うのを何とか堪えて3日ほどしたら少しずつ楽になってきました。^^

 

夜眠れない時はブリーズライトを2枚貼ったりもしました。おすすめです。

 

 

 

最初の1日~3日間はかなり苦しいかもしれませんが、点鼻薬に頼るのは絶対やめましょう!そうすればきちんと鼻は元通りに戻りますからね。

 

ですが、私の場合は気付いたのが2週間程度と早めでした。もし、数か月~1年以上「点鼻薬が手放せない」という状態になっていたら必ず耳鼻科へ行きましょう!

 

ポリープ(鼻茸)というものが出来てしまったり、その他の病気(蓄膿症など)を発症している可能性もありますからね。

 

耳鼻科へ行き医師に話した方が根本的に鼻炎を治す手助けをしてくれますしね。必ず耳鼻科へ行って下さい。

 

そして、点鼻薬は早急にやめましょう。せめて、血管収縮剤が入ってないモノに変えましょう。

 

点鼻薬は効果はとてもあり素晴らしい商品です。でも、「とても酷い時に一時的に使う」という用法を守り安全に正しく使わないととても大変な目にあってしまいます。

 

使用期間が長くなるほど治療も大変になりますから、本当に気を付けて下さいね。

AGノーズの血管収縮剤による薬剤性鼻炎

それでは最後になります。AGノーズを使いすぎると副作用がある、血管収縮剤は良くないというお話をさせて頂きましたね。

次に「薬剤性鼻炎」についてお話して終わりにしようと思います。

 

 

AGノーズ等の市販の点鼻薬の副作用より悪化した鼻炎を薬剤性鼻炎といいます。

 

 

血管収縮剤の使いすぎで鼻の中の粘膜が変性して肥大してしまい、余計に鼻詰まりが酷くなった状態です。

 

これまでの「おさらい」のような話になりますが近年患者数が増えていますからあなたも気を付けましょう。

 

この副作用はれっきとした病名がつく「病気」なんです。とても辛いのでくれぐれも、繰り返さないようにしましょうね。

 

鼻炎の「季節性」と「通年性」について

 

そして、鼻炎には「季節性」と「通年性」があります。

 

「季節性=花粉症」なので花粉の時期が過ぎれば鼻炎はなくなります。花粉症には抗アレルギー薬を使いますが効き目が出る為2週間近くかかるんですね。

 

なので、花粉症の方はシーズンより早く(人によっては1月からとか。。)耳鼻科へ行くようにしましょう。

 

 

そして、「慢性的に鼻炎がある=通年性」の場合はハウスダスト、寒暖差、ホコリ等で鼻詰まりが起きます。

 

これも、市販薬を服用し続けるより一度耳鼻科へ行く事をおすすめします。そして、マスクを常に着用するようにすると症状がとても軽くなるのでオススメですよ!

 

 

 

お互い鼻炎に負けずがんばりましょう^^

まとめ

いかがでしたでしょうか?ほんっとうに鼻詰まりって苦しいし、しんどいし、辛いし、イライラするし、最悪です。;;

 

ですが、感情に任せて点鼻薬を使いすぎると余計に悪化させてしまいますので「大事な会議の日」など「ここぞという時」のみ使いましょう!

 

もし辛いときは、耳鼻科へ行きましょう。病院は待ち時間も長いし行くのが億劫になる気持ちはすっごく分かります。

 

でも鼻炎のせいでイライラする方がとっても辛いですからね。