「温泉浴衣におはしょりは必要?正しい着方って?」

 

のんびり温泉に入っていると、リフレッシュできてお肌もツヤツヤになりますよね!

 

私は日帰り温泉が多いですが、たまにはお友達と温泉旅館でゆっくり女子会したいな〜と思ったりします。

 

さて、温泉にはよく浴衣が置いてあります。温泉でも、浴衣をきれいに着こなせたらステキですよね。でも・・

 

 

温泉の浴衣で、おはしょりを作るのはムズカシそう!

そもそも温泉の浴衣でも、おはしょりは作らなきゃダメなの?

温泉の浴衣を簡単にキレイに着こなせるコツってあるの?

 

 

などなど悩みが沸いて着ちゃいますよね。

という訳で今回は「温泉浴衣のおはしょりは必要?作れないとダメ?正しい着方を解説!」をご紹介させて頂きます!

 

<この記事で分かること>

● 温泉浴衣におはしょりは必要?

● おはしょりは自分で作るの?

● 温泉浴衣の正しい着方とコツ

温泉の浴衣のおはしょりは必要?

それではまず温泉の浴衣におはしょりは必要なのか?正しい着方についてご紹介させて頂きます。

 

 

温泉の浴衣は基本的にはパジャマ扱いなのでおはしょりはなしで着るように作られています!

 

 

そもそも丈が短いので、おはしょりを作ること自体が難しいんですね。

 

温泉旅館にある浴衣はあくまで寝まき用なので、たとえば花火や夏祭りに着て行くような、ちゃんとした色浴衣とは違います。

 

ですので、おはしょりが作れない方でも気にせずに着て大丈夫です。

 

 

ですが、旅館などで貸し出してくれる浴衣が色浴衣の場合はきちんとおはしょりを作って帯を結ばければなりません。

 

 

温泉宿や旅館によって違いますのでどうしても不安な方は電話をして問い合わせてみるといいですよ!

旅館や温泉の浴衣は自分で着るの?

次に温泉や旅館の浴衣が色浴衣だった場合に自分で着なければいけないのか?についてご紹介させて頂きます。

おはしょりを作るタイプの色浴衣でも、温泉・旅館などでは基本的には自分で着ます。ですが

 

 

おはしょりを作るのが苦手だったり上手く着れない場合は言えば旅館の人や温泉の人が着付けを手伝ってくれるので大丈夫です。

 

 

ちなみに、着付け用の腰ひもがなかったら、貸してもらえますのでそれも安心して下さいね。

 

また、頼めばおはしょりだけでなく、帯もかわいく結んでくれたりするので、お願いしてみるといいですよ。^^

 

ただその辺りも含めて不安な方は「着付けは手伝ってもらえますか?」と旅館に聞いてみるのもいいですよ!

背が低くて温泉浴衣が長い場合

また温泉浴衣の場合でも背が私のように低いと裾が長すぎて困ってしまいますよね。なので

 

背が低くて温泉浴衣でも長過ぎる場合はおはしょりを作って着丈を調整する方がいいです

 

裾の長さを合わせたら、胸の下あたりで帯を一度巻いておはしょりを作り、おはしょりをしっかり抑えて帯をそっと解き、おはしょりの上から再度巻き直します。

 

が、それだとおはしょりを崩さずキレイに帯を巻き直すのが難しいので、腰ひもなどを使った方がいいですね。
 

たいていの旅館や温泉では腰ひもを貸してくれますし、問い合わせて貸し出してなければ、持って行くといいですよ!

 

また腰紐は身近なもので代用ができますのでこちらの記事を見てみて下さいね^^

温泉の浴衣の正しい着方は?着こなしのコツも!

それでは温泉浴衣の着方を、着こなしのコツとともにご紹介します。

温泉浴衣の着方①おはしょりなしの基本編

まず、おはしょりのない基本的な温泉浴衣の着方です。

 

<手順>
①浴衣の左手側の前身頃(上前)のえり先を持って右脇の下にあてて、上前の身幅を両足の幅に合わせます。

②上前を戻して、次に右手側の前身頃(下前)を左脇の下に入れ込み、少し上に持ち上げます。

③上前を重ねます。

④えりを合わせた部分が、のどのくぼみの下に来るようにします。

⑤背中の真ん中で浴衣を少し下に引いて、えりの後ろを握りこぶし一個分ほど開けます。いわゆる、「衣紋を抜く」ことですね。

⑥帯は蝶結びにします。帯を前から後ろに回して巻きます。

⑦巻いた帯の左側を上にして、帯の上あたりで一度結びます。
左側を輪っかにして羽を作り、右側を上からかぶせて蝶結びにします。

⑧形を整えて、ふんわりさせます。

 

下前は体をしっかり巻き込み、脇で余った身幅の部分を表側に折り返します。

これで足さばきが良くなって、歩くときに裾がもたつきません。

えりは喉のくぼみ下で深めに合わせましょう。余ったえりの部分は後ろに引きます。

帯の結び目は、上前のえりの延長線だと見栄えがいいですね。

あとは、浴衣のたるみやシワを引っ張ったりして、なくしながら着ると、キレイに仕上がりますよ!

 

温泉浴衣の着方②おはしょり作る編

次に、おはしょりを作る温泉浴衣の着方です。

<用意するもの>

・腰ひも1本

・コーリンベルト(なければ、腰ひもをもう一本)

・伊達締め

・帯板

 

<手順>

①背縫い(背中の縫い目)が背中の真ん中を通るように浴衣を羽織ります。

②えりを合わせ、背縫い部分を引き下げて、こぶし一個分の衣紋を抜きます。

③えりと背縫いを持って引き上げながら、裾の長さを調整します。

④上前を右脇下にあてて身幅を調整して、戻します。下前を左脇下に入れて、手首を上げます。

⑤上前を重ねて右の腰あたりで押さえながら腰ひもを結び、おはしょりを作ります。

⑦身八つ口(わきの下のすき間)から手を入れて、おはしょりを整えます。

⑧身八つ口からコーリンベルトを入れて下前のえりを留め、背中から前に回して、上前のえりを同じ高さで留めます。
コーリンベルトがなければ、胸の下でひもをもう一本結びます。

⑨伊達締めを巻き、帯板を付けます。

 

裾の長さは、くるぶしが隠れるくらいです。

腰ひもを結んだ後は浴衣の下の方、おはしょりを作ったときは上の方がきれいになるように、シワやたるみをしっかり取りましょう。

温泉浴衣の着方③背が低い人編

背が低い人の温泉浴衣の着方です。

<用意するもの>

・腰ひも2本

・コーリンベルト(なければ、ひもをもう一本)

・伊達締め

・帯板

 

<手順>

①腰ひもを締めておはしょりを作り、コーリンベルトを(または、ひもを胸の下に)締めるところまでは同じです。

②帯をあててみて、おはしょりがどのくらいの長さになるか確認します。
きれいに見える長さは、だいたい帯から6センチほどです。

③右手をおはしょりに差し込んで折りあげます。
さっき確認したおはしょりの位置になるまで、おはしょりを引き上げます。

④背中側も同じ位置になるように、おはしょりを持ち上げます。

⑤脇に余った部分は、上の方に寄せながらおはしょりの中に入れて、また持ち上げます。

⑥ひもをおはしょりの真ん中より少し上に結んで、仮留めします。

⑦おはしょりの上半分を、仮留めのひもから下に折り返します。

⑧伊達締めと帯板を付けます。

 

腰ひもを少し上に締めるだけでも、おはしょりの長さは調整できます。

仮留めせず、すぐ伊達締めを巻いてもいいですが、こうするとシワやたるみなどの着崩れを簡単に直せますよ。

腰ひもを締めるときは、腰ひもから下部分のシワをきれいに取りましょう。

やはり、とにかく事あるごとにシワやたるみを取っていくのがポイントですね。

温泉の浴衣の帯の結び方!人気のかわいい結び方を紹介!

最後に、温泉浴衣のかわいい帯の結び方を2つご紹介します。

寝るときにも便利な上品な結び方と、女子っぽくてかわいい結び方です。

 

<しっとり女らしい「貝の口」>

①帯の手先を右腰あたりにあてて30センチほど取り、後ろから回して二巻きします。

②帯のタレ(長い部分)を折って、手先と同じ30センチくらいにします。

③タレが上になるようにひと結びします。

④手先を縦半分に折って、斜め上へ持ち上げます。

⑤タレを上からかぶせて折り込みます。

⑥タレと手先の両方を上に向けて、完成です。

帯を巻くときは、タレの方を下にして体を一回転させるときれいに巻けます。

 

<かわいくて華やか「四つ羽結び」>

①帯の手先を右腰あたりに当てて30センチほど取り、後ろから回して二巻きします。

②手先を上にしてひと結びします。

③結んだ手先は胸元に入れておきます。

④タレは4回折り返して、下からヒダを作ります。

⑤ヒダを持ち上げ、手先を上からかぶせて結びます。

⑥余った手先は折りたたんで、帯の中にしまいます。

⑦結び目も同じように帯に隠して完成です。

 

最初に帯をひと結びするときは、手先もタレも縦半分に折るときれいにできます。

タレを4回折り返すときは、折り返しの幅の中心が右腰に来るようにしましょう。

まとめ

いかがでしたか?
コツさえ覚えれば、意外と簡単にできますよ。

これで、温泉に行っても自信を持って浴衣が着られますね。

彼との温泉旅行で、あなたのステキな浴衣姿に惚れ直してくれるかも!?

帯の結び方がかわいいと、温泉女子会でもお友達にも差がつきますよ♬