「ハイターとキッチンハイターの違いって何?」
お勝手の水回りから冷蔵庫や排水溝まで漂白・除菌ができる優れものの「キッチンハイター」。
花王から販売されている有名な漂白剤ですが、衣類用漂白剤の「ハイター」もよく売り場には並べて売られていますよね。
そこで、同じ「殺菌・漂白剤」として売られているこの商品には、違いがあるのかどうか気になる方は多いのではないでしょうか^^
ハイターとキッチンハイターに違いはあるの?
キッチン用を洗濯物の漂白剤として使うのはアリ?
併用して使ったら何か問題はある?
などなど、主婦の方は気になりますよね。
両方買うとなると少しお高いですし、どうせ1つで済ませられるなら経済的にも1つで済ませたいですもんね^^;
という事で今回はハイターとキッチンハイターの違い、洗濯用と併用はOKか、などご紹介させて頂きます。
成分や用途の違いなどが気になる方は参考にしてみて下さいね!
ハイターとキッチンハイターの違いって?一体何が違うの?!
それでは、花王から販売されている「ハイター」と「キッチンハイター」の違いについてご紹介させて頂きます。
一体何が違うんだ!?と気になる方は参考にしてみて下さいね!
ハイターとキッチンハイターの違いは「界面活性剤」が入っているかどうかだけの違いになりますよ!
まず、ハイターとキッチンハイターの成分にほとんど違いはありません(*´▽`*)
↓ハイターとキッチンハイターの成分一覧がこちら。
<ハイターの成分情報>
・水
・次亜塩素酸ナトリウム
・水酸化ナトリウム
<キッチンハイターの成分情報>
・水
・次亜塩素酸ナトリウム
・水酸化ナトリウム
・アルキルエーテル硫酸エステルナトリウム(界面活性剤)
このような感じで使われている主成分は「次亜塩素酸ナトリウム」という塩素系漂白剤で、どちらも全く同じものが使われています。
ただ1つだけ違いがあるのですが、上記にも書かれてる通り「界面活性剤」が入っているかどうか、という事になるんですね。
界面活性剤?なんだそれ?という感じですよね^^;
これは「キッチンハイター」のみに使われていて、いわゆる油汚れなどを分解し落としやすくする「洗浄成分」になります。
キッチンハイターの方はキッチンでの油汚れが多少残っていても成分が浸透するように、洗浄成分が含まれているんですね。
なので、そんな感じで「キッチンハイター」の方にだけ洗浄成分である「界面活性剤」が含まれているという事になります。
つまり、キッチンハイターの方は漂白・殺菌だけでなく同時に軽い汚れも落とせるような仕様になっているという事になんです^^
こんな風に汚れを落とす作用まで含まれているのは流石だなぁという感じですよね。
ですが、それに対して洗濯用のハイターの方は漂白・殺菌のみの効果になります。
なので、商品に記載されている使用方法でも「洗濯用洗剤と一緒に使う」という風に明記されています。
基本的には漂白剤は「洗ってから使う」もしくは「洗剤と同時に使う」ものなので、それで十分ではあるのですが、、
やっぱり成分を見比べてみると洗浄成分の入っているキッチンハイターの方が優れものな気がしますよね^^;
という事でつまり、「ハイター=漂白・殺菌のみ」「キッチンハイター=漂白・殺菌+洗浄」という感じで違いがあるという具合です。
ですが、洗浄成分以外に関しては成分は全く同じという事になりますので、そこまで効能に違いはないんです。
そして更に、漂白・殺菌の強さも、どちらも製造時に次亜塩素酸ナトリウム5~6%で製造されているためほぼ変わらないんですね。
なので、正直ほとんど違いはないと言っても過言ではないかなぁという感じがしますね。
ただ、これだったらなんとなく「キッチンハイター」を洗濯用に使っちゃえばいいんじゃないの?という気がしてくると思います。
という事で次に、キッチンハイターを洗濯用に使ってもよいのかご紹介させて頂きます。
キッチンハイターを洗濯用に使ってもOK?
キッチンハイターを衣類用の漂白剤として使ってもいいのかどうかご紹介させて頂きます。
ハイターの代わりに使いたい!という方は参考にして下さいね!
キッチンハイターを衣類用の漂白剤として使用する事は可能です。
キッチンハイターを「ハイター」の代わりとして使用する事は可能なんです。
理由は先ほど書いたように、成分・効果にほとんど違いはないので、特に使って問題があるという事はないんですね^^
なので、キッチンハイターを流用しているという方は多いですし、ちなみにうちの実家の母親も併用していました。。(;^_^A
「ハイター」では落ちなかった汚れが「キッチンハイター」につけ置きしたら落ちたという方も調べていると多いみたいですね。
なのでつまり、キッチンハイターを衣類用の漂白剤として使う事自体には問題はありません。
ただ、注意しなければならいのは塩素系漂白剤は色柄物には使えないという事です。
キッチンハイターで漂白・除菌はできますが、それは白い衣類やタオルのみになります。
塩素系漂白剤はとても強いので、色柄物に使うと色落ちしてしまうんですね。
なので、キッチンハイターをハイターの代わりとして使う事は問題ありませんが、色落ちに注意して使ってくださいね^^
また、キッチンハイターもハイターも主成分の濃度は同じですが、「キッチンハイターの方が匂いが強く残る」と感じる方が多いです。
なので、「塩素の匂いが嫌だ」という方は、無難に衣類用の「ハイター」を使用した方がいいかもしれないですね。
ちなみに、衣類だけでなく「キッチンハイター」で洗濯槽の漂白・殺菌などをする事もできます。
キッチンハイターが余っている!という方は洗濯槽の除菌・漂白に使うのも良いと思いますね^^
ただし、ハイターをキッチンハイターの代わりとして使う事は避ける事をおすすめします。
なぜかというと、ハイターには界面活性剤が入っていないので油汚れの付着したキッチン用品の漂白・殺菌が十分できない可能性があるからなんですね。
なので、キッチンハイターをハイターの代わりとして使う事はできるけど逆は向かない、と思っておいて頂ければOKですよ!
ハイターとワイドハイターの違いは?併用はあり?
余談になりますが、ワイドハイターとハイターの違いについてご紹介させて頂きます。
何が違うの?と気になる方は参考にしてみて下さいね♪
ワイドハイターは塩素系ではなく酸素系の漂白剤になります。
ハイターとの大きな違いなのですが、ワイドハイターは主成分が酸素系漂白剤(過酸化水素など)になります。
それに対して、ハイターは次亜塩素酸ナトリウムといって塩素系の漂白剤になるんですね。
何が違うのかというと、ワイドハイターのような酸素系漂白剤は色柄物の衣類に向いた漂白剤という事になります。
塩素系ほど漂白力が強すぎないため、繊維を傷めにくく、色柄物や毛、絹などにも使えるんですね^^
また、原液を薄めて使うハイターとは違い、液体を直接塗り込む事ができるので、染み込んだ油性の汚れ(ミートソースなど)にかなり効果があるんです。
塩素系漂白剤のハイターを同じように使用したらもう、大変な事になっちゃいますね^^:
繊細な素材にも使えますし、界面活性剤も配合されているので、油汚れにもかなり効くんです。
なので、色柄物の漂白をしたい時にはワイドハイター、白いシャツなどの場合はハイター(キッチンハイター)などと使い分けるのがおすすめですね!
また、染み込んだ油汚れなどを落としたい時にもワイドハイターはかなり効果を発揮するので重宝しますよ。
塩素系のきつい匂いもないので、匂いが苦手な方や優しい成分がいいという方にはこちらの方が良いかなとも思いますね^^
まとめ
という事で、ハイターとキッチンハイターの違いについてご紹介させて頂きました!
特に成分に関してはほとんど変わりはなく、主成分もほぼ同じ、漂白剤の濃度も同じで効果もほぼ同じになっています。
なので、キッチンハイターを洗濯用に使う事は十分できるという事ですね。
ですが逆パターンは成分の関係上あまり向かないので、買うなら「キッチンハイターを1つ買っておく」というのが最もおすすめですね^^
ただしどちらにしても、しっかり商品の注意書きは確認しながら使用されてくださいね!