どうも、こんにちわカヅキです^^
今回は『地声で高音が出ない』というお悩みについて
元バンドのボーカリスト視点でお話させて頂きますね。^^
地声で高音・・・誰もが憧れますよね。
ただ、そう簡単に出せるものではないです。
簡単に出せたら誰も苦労しませんもんね。^^;
ですがカラオケ好きにとっては悲願の夢。
というわけで
私が知りうる豆知識をご紹介させて頂きます!
地声で高音が出ない理由は?
まず、テクニックをご紹介する前に
今一度再確認しなければならない事があります。
『地声』というのは3種類に分ける事が出来ます。
●チェストボイス
●ミックスボイス
●ヘッドボイス
この3種類です。
3種類とも裏声ではなく地声になります。
そして、チェストボイスは私たちが普段話している声です。
声帯のほとんどを震わせています。
ミックスボイスは普段から出していますが
チェストボイスよりは音域が高めで
チェストボイスよりも声帯の使う面積が少なくなります。
ヘッドボイスは普段から中々だしませんね。
ミドルボイスよりも更に声帯の使う面積が少なくなり
音域も高くなり裏声に近い感覚ですが、声帯閉鎖があり地声です。
この3種類の発声を分けて使うのですが
多くの人はチェストで歌おうとしてしまうんですね。
あくまで、使い分けなければいけないんです。
ミックスの音域をヘッドボイスで歌ったり
ヘッドの音域をチェストで歌う事はできません。
なので、『地声で高音を出そう』とする人の多くは
チェストでミックスもヘッドも出そうとしてしまいます。
3種類とも地声ですが、『地声』の中でも
種類や出し方が全く違うんだと認識して下さい。
そして、地声=チェストボイスという認識は間違いです。
地声=チェスト・ミックス・ヘッドのそれぞれを指します。
地声=チェストだと思っている人は
先ほども言った通りチェストのままミックスも
ヘッドも出そうとしてしまう人ですね。
それは、できないんです。
音域ごとに3種類の出し方を使い分けなければ
声は出ないんだ!っていう事をいまいちど再確認しましょう!
地声で高音を出す方法は?
それでは、どのようにして出していくかです。
チェストボイスはほとんどの人が
使いこなす事ができるので・・
『ミックスボイス』
これを習得することで
あなたの歌える音域はおおきく広がります。
『ヘッドボイス」
これと必要とする曲はなかなかありませんし
ミックスを習得してから練習した方がいいので
今回は触れないようにしますね。
気を付けたい練習方法は?
ミックスボイスの取得はかなり難しいです。
メタボの人が腹筋をシックスパックにするくらいは時間がかかります。
一番、練習をする際に気を付けてほしいのは
感覚的な事で教わりすぎない事です。
色んな人が、ミックスボイスは
頭から出す、鼻から、お腹から・・とそれぞれの
表現をすると思います。
どれも、正解です。
間違いなんて事はないんですよ。
ただ、『ミックスボイスの感覚は人によって違う』
んですね。
例えば・・・フィギュアスケートのコーチが
AさんBさんCさん、と3名いたとします。
その3人が回転ジャンプをする時の感覚やコツが
3人とも全く同じという事はないですよね。
それぞれ、練習して掴み取った
感覚やコツがあると思います。
その回転のやり方を他人に教える時に
自分の感覚とコツだけを教えて
習得させる事なんてさせませんよね。
自分がその感覚とコツを掴むまでに
至った練習方法や正しいエクササイズを
教えてくれると思います。
よく『頭から声出して』『喉の奥から声出して』
という方もいらっしゃいますが
もちろん、それも間違いではないですよ。
ただ、感覚的な事だけでは
言っている側はその感覚を知っていても
受け取っている側はその感覚が分かりませんよね。
『頭から・・?どゆことだ・・?』
ってなっちゃいますよね。
『感覚は共有出来ない』んです。
ミックスを頭に感じる人もいれば
顎に感じる人もいます。
その、自分だけの感覚を見つけるための
正しい練習方法を教わる事が望ましいです。
ミックスの練習方法は?
そこで、どんな方にもおすすめできる方法です。^^
どんなボーカル教室でもまず身に付けます。
●ネイネイエクササイズ
これはとても有名な練習方法です。
まず、ゲゲゲの鬼太郎の目玉のオヤジのような
高くて平べったい声で『ネイネイネイ』と発声します。
こちらは私の声になります。
参考にしてみてください。
● ネイネイVer
● ネイネイが上手くいかない場合は
目玉のオヤジさんの声で『ケイケイ』でやってみてください。
その次に『ネイネイ』をしてみてください。
この変な声は『犠牲にしてもいいんだ』と思いヘタクソでいいので
力を抜いて思い切って出してみて下さい。
● ニイニイVer
ニイニイの方がやりやすい方もいます。参考までにどうぞ。^^
そして、その声で練習曲を歌います。
気を付けるポイントとして
裏返りたくなったら力強い裏声の方から出して下さいね。
⓵『目玉のオヤジネイネイ』で練習曲をしつこく歌い
②その後に『普通の声のネイネイ』でもしつこく歌い
③それから、普通の歌い方で歌う。
このサイクルを繰り返す練習方法です。
感覚やコツを掴むのにとてもオススメな練習法です。
一貫して体の力は抜いていて下さいね!
これを、練習すればかなり感覚がつかめますよ。^^
とにかく、大切な事は
●チェストで歌おうとしない
●歌うのに特別な事をしない
ですよ。^^
応援しています!頑張ってくださいね!^^
次にボーカリストの1日の水分摂取量って?歌を歌うときの水分補給はどれ位?
について書きましたので参考にしてみてください。^^