どうもこんにちわ、カヅキです^^
今回は『歌っている時に「う」や「い」の母音が発声しずらい』
というお悩みについて元バンドのボーカリスト視点でお話せて頂きますね。^^
そもそも、原因はなんなんでしょう?
それは、口の中のスペースが
狭くなってしまっている事が原因です。
つまり、口の中のスペースを確保できれば
それで解決という事になります。^^
以外と難しい話ではないので
次の方法を試してみて下さい!
「い」の母音を出しやすくするには?
まず、多くの人が悩む魔の「い」です。笑
元々、「い」の母音は口をほとんど開けずに
横に開くので口の中のスペースも狭いんです。
「あ」や「お」と比べて狭いのは一目瞭然ですね。
では、どのようにスペースを確保するのかと言うと
唇を「う」の形にして発声します。
「・・ん?どういうこと・・?」
と思われた方もいたかもしれません。^^;
例えばですが、いま試しに
何も考えずに「いー」と言ってみて下さい。
どうでしょうか?
おそらく、普通に口を横に開いて・・
普通の「い」ですよね。
それを、裏声の高い声で「オペラ歌手」のような
声で「い~~」と出してみて下さい。
これは、裏声なんで結構高めに出してみましょう。
どうですか?
口の形がこの時点がすこし「う」に
近づいていると思います。
これが理想の形です。
もし、『私は口が横に開いたままだけど・・」
という方はとにかく唇を「う」の形にしてけっこう高い声で
「オペラ歌手」のように「い~」と発声してみてください。
この時に、「う~」と聞こえてしまっていたら
それは逆に唇を閉じすぎている事になります。
きちんと「い」と聞こえる程度に
唇を「う」の形にしてみてください。
さて、ここで何となく形を掴んだら
実際に歌を歌ってみます。
初めは歌いにくさも感じると思いますが
コツコツ続ける事で感覚がつかめてきます。
焦らず続けてみて下さい!
「う」の母音を出しやすくするには?
次に「う」の母音です。
これも口の中のスペースが元から狭いのと
元々高い音の「う」は裏声でも
唇をただ前に突き出した状態では出ないようになってます。
いま試しに「裏声でオペラ歌手のような声で」
「う~」と声に出してみて下さい。
初めは唇を前に出した状態でも
ふつうに出せると思います。
その、「う~」の音をだんだん
ギリギリまで高くしてみてください。
「オペラ歌手」のままで、ですよ。^^
顎が少しずつ下に落ちていませんか?
鏡を見ながらやってみるとよく分かります。
そうです「お」に近い形になるんです。
ですが「お」の形で「う」と出そうとするのはNGです。
聞き手には「お」に聞こえてしまいます。
なので、「顎をだんだん落として発声する」
こうする事で「う」の発声もしやすくなりますよ^^。
ぜひ、お試しあれです!
高音での解決策
今回は「い」と「う」をフォーカスしましたが
他にも歌っている最中に発声のしずらさを感じる
母音や子音はそれぞれあると思います。
「い」と「う」でなくても
高い音になれば発声がしずらい
という事はよくあります。
そのほとんどの理由が
「口を横に開きすぎている」からです。
子供の事はよく学校の先生に
「大きな口で歌おうね」と
言われたものですね、懐かしいです。^^
ですが、裏声で歌う合唱曲と
ポップスなどでは発声の仕方が違います。
「口を横に広げて大きく開く」
これはよくありません。
「口角をあげて」
「口を大きく開けて」
「口を縦にひらいて」
「喉の奥をあけて」
と言われた事のある方もいるかもしれませんが
これらはあまりよくないんです。
なぜかと言うと「普段と違う事をしようとしてる」からです。
実は、理想の発声状態とは
「普段、リラックスして談笑しているとき」
あの状態が一番理想な状態なんです。
「口角をあげて」
「口を大きく開けて」
「口を縦にひらいて」
「喉の奥をあけて」
こんな風に誰かと話す事ありませんよね。
結局、「特別な事をしようとして」
どこかに力が入ったりしてしまい
自然な働きをしようとする
筋肉の邪魔をしてしまいます。
もし、歌っている最中に
高い音などで発生や発音がしずらくなったら
私がおすすめするのは
アッチョンブリケです。
「はて・・・なんぞや・・?」
と思われた方もいるかもしれません。^^
もし、分からなければGoogleで
「アッチョンブリケ」と検索してみてください。^^
あの某漫画の女の子ほどとまで言いませんが
口が横に開かないように両手で押さえてしまいます。
このように。
その状態で歌うんです。これも
「口を横に開きすぎている」
「高音で発声がしずらい」
という場合にかなり効きます。
筋肉や舌の動きを自然な方へ
戻してくれるのでおすすめです。
また、間違ったクセを取るのにもおすすめです。^^
とにかく、「いつも通りの発声」
から遠ざかれば遠ざかるほど声は
出しにくくなりますので注意してくださいね。
多くの方が高い音になればなるほど
口を横に開きすぎて自然な舌の動きの邪魔をしたり
普通ならあるはずのスペースを奪ってしまっています。
アッチョンブリケで治しましょう。^
色々な解決策をご紹介しましたが
どれも鏡を見ながら出来ると
更に効果が増すのでおすすめですよ。^^
アッチョンブリケで歌うときは
誰かに見られるととても恥ずかしいので・・
カラオケで何かオーダーした時は
店員さんが急に入ってきたりするので注意しましょう!^^
歌手は大きな口を開けているけど・・
そして、このような疑問も生まれると思います。
「私の好きな歌手は口を大きく開けているけど。。」と。
もし、あなたが余計な筋肉を使わず
身体に負担なく自然な発声ができるようになれば
その後に口を大きく開けて歌ってもいいですよ。^^
それはもう、自由に思いっきり!笑
ただ、潜在的に歌が上手い人の場合は
たとえ、口が大きく開いていても
舌や喉の筋肉を正しく動かせています。
これは、運動と同じなんです。
生まれつき足が速い人っていますよね。
生まれつき感がよく速い球を投げる選手もいます、
歌も、潜在的に上手い人はたくさんいます。
でも、感だけでは早く走れない。
感だけでは早い球は投げられない。
感だけでは上手く歌えない。
そういう人の方が圧倒的に多いんです。
その場合は順番を守り地道にコツコツと
感覚を掴むための練習をするしかありません。
あの選手は独特なフォームなのに
投げる球がとても速い。
だからと言ってその独特なフォームを
あなたがマネしたからといって
投げれるという訳ではありませんよね。
歌も同じなんですね。
まずは、正しく自然な筋肉の使い方を
身体に教えてあげなくてはいけないんです。
最後は難しい話になってしまいましたが。
焦らずコツコツ続けていれば
必ず上達します!
がんばってくださいね。^^
次にお腹から声を出すってどういう事?ビブラートの出し方って?
について書きました!ぜひ読んでみて下さい。^^