こんばんわ、カヅキと申します^^

今回は『練習ってどうしたらいいの?場所は?練習曲は?』という

お悩みに元バンドのボーカリスト視点でお話しさせて頂きますね

 

前回の記事『朝にカラオケで歌いたくても声が出ない!解決方法と理由は?』

の最後にやはり日ごろの練習が大切だと書きました。

 

『でも練習って言われても何したら・・・』

となりますよね。^^

 

そこで、現在も路上ライブをし

ボイトレに通っている私が推奨する練習方法を

ぜひ参考にして役立てて頂けましたらうれしいです。^^

 

できるだけ毎日1時間は練習を

 

一番大切な事は反復練習です。

地味な練習をコツコツ積み重ねる事。スポーツと同じです。

 

ですが、学生さんや社会人さんには難しいと思います。

なので『できるかぎり』でここはよいです。

 

趣味であれば1日置きにしても週3日程度は

練習する時間が確保できれば理想です。

 

これは、持続しないと筋肉の使い方を

身体が覚える事は出来ないからです。

 

『あれ・・昔はこれできたのにもう出来ないや・・』

なんて事は日常生活の中でたくさんあると思います。

 

人間は言語さえも使わなければ忘れていく生き物なので

使わない筋肉の使い方などはすぐに忘れてしまうのです。

 

まずできるだけ時間の確保をしましょう。

毎日家で30分とかでも大丈夫ですよ。^^

 

1時間も取れなければ週に5日30分は・・でもOKです。

できるだけ反復する事が大切です。

 

注意する点は『練習をしすぎない』という事です。

毎日1時間以上練習をする事はやりすぎです。

 

筋トレでもオーバートレーニングというものがありますよね。

 

たまに声帯は粘膜なのに筋肉と勘違いをして

『歌いまくって潰して喉は強くなる』という人もいます。

 

その人からしてみれば『潰したから上手くなった』ように

感じたのかもしれませんがそれはあまり信ぴょう性がないですね。

 

科学的に実証されている事ではないため

あなたの喉も同じように潰せば上手くなるという保証がありません。

 

 

・・・よく『声帯は生もの』だと表現されます、

野球選手の肩と同じだとも私はコーチに言われてました。

 

正しいケアをして負担のかからない使い方をすれば

出来るだけ長く使う事は出来ますが

使えば使うほど消費され疲労していくものです。

 

声帯はティッシュのような薄さでとても傷みやすいので

酷使をすれば疲労が蓄積しすぐに痛くなったり

声がかすれやすくなってしまいます。

 

『練習のしすぎ』は気を付けて下さいね!

 

音程はピアノで確認

 

では大切な音程です。

 

アーティストの曲は耳で聞いて覚える事が

ほとんどだと思います。

 

ですが出来るだけピアノでしっかりと

確認をする事が望ましいです。

 

音が取れていない人は『なんとなく』で歌っていて

きちんと聞き取れていないんですね。

 

ここをしっかりして音取りをしている人と

そうでない人ではピッチの正確さはやはり違います。

 

ピアノがなければ鍵盤のアプリで確認してもよいでしょう。

 

ただ、曲を聴いてメロディを耳コピで

弾けない方もいますよね。

 

耳コピはとても簡単な事なので練習すればできます

どうしてもやりたくない場合は次のステップです。

 

原曲を流して一緒に歌う

 

カラオケボックスで携帯電話に入っている

原曲をそのまま流して一緒に歌えばオッケーです。

 

これをする事で歌い回しやリズム感に音程も改善されます。

 

今まで歌ってきていた十八番を

ためにしアーティストと一緒に歌ってみて下さい。

 

●抑揚

●ピッチ

●リズム感

●歌い回し

 

『こんなに違ったんだ!!』

と衝撃を受けると思いますよ。

 

そして、原曲からリズム感をコピーしてください。

 

歌い回しや抑揚を完コピーする必要はないですが(あなたの個性なので)

日本人はリズム良く歌えない人がとても多いので

それが改善されると途端にかっこよくなります。

 

『歌は打楽器』だと私はコーチに言われたことがあります。

バックの演奏をよく聞いてリズムよく歌う事はとても大切なんです。

 

一番多いのが休符部分を伸ばして歌ってしまっている状態です。

これではのぺーっとした平たい歌になってしまいます。

 

ぜひ原曲に合わせて一緒に歌ってみて

リズム感を体感してみてください。

 

グルーヴ感はとても大事です!

 

フレーズで練習

 

大体1曲通して練習する事がほとんどだと思います。

 

ですがダンスでもピアノでも

まずフレーズごとに練習をしますよね。

 

今日はAメロ。

今日はBメロ。

今日はサビ。

今日は高音の部分。

今日は大サビ。

 

このようにセクションごとに分けて

丁寧に練習をしましょう。

 

それをフレーズごと録音して

原曲と聞き比べる事で

より具体的に『ダメなところ』が分かってきますよ。

 

原曲と聞き比べる

 

もしできればイヤホンで右は自分の歌で

左はアーティストの歌・・のようにして

 

よく聞き比べて何がダメなのか

紙に書き出してみてください。

 

それを先ほども言ったセクションごとにです。

 

面倒くさいかもしれませんが

プロはみなこれくらい細かく詰めているから

あんなにかっこよく歌えているんですね。

 

かっこいい曲ほど詰めて詰めて

細かく考えて作りこまれています。

 

ぜひ問題を書き出して視覚化してみてください。

練習の質もよくなりますよ。

 

練習場所はカラオケでよい

 

スタジオの方がかっこいい感じもしますが

べつにカラオケだって構いません。

 

ただ、マイクを使わずに生声

練習をするほうがよいです。

 

その際は曲の音量はいつもより

小さめに設定してくださいね。

 

スピーカーを通して聞こえる声と

生の声ではかなり聞こえ方が違いますし

 

出している感覚もかなり変わります。

 

マイクを使って歌った事しかない人は

必要以上に息を吐きすぎている事が多いです。

 

なので、すぐに息切れをしたりします。

 

なので練習場所はカラオケで構いませんので

ぜひ生声で練習をしてください。

 

一番大切なこと

 

実は歌を歌うときに一番大切なのは

『とくべつな事をしない』ことなんです。

 

私たちは普段話している時に

興奮したり叫び声を上げたり大声で話したり・・

 

その時に出している音で

ほとんどの音域はだせているんです。

歌になると『特別な事』をしようとするんですよね。

 

あなたの憧れのアーティストの高い音の曲。

 

でもそれよりあなたが2階にいる

家族を呼ぶ声の方が高かったりします。

 

 

また、遠くの友達を呼ぶときにアゴに力が入ったりしませんよね。

 

女性ならびっくりしてキャー!と叫んだときに

『地声で出そう』なんて意識しませんよね。

 

 

最後は難しくなってしまいましたが・・

特別な事をしない事はとても重要です。

 

● 口を開けすぎない

● 喉を開けすぎない

● 力をぬいて歌う

● 地声で出そうとしない

 

あなたが普通に話している時が一番ベストな状態なんです。

 

バラードかミドルテンポ

 

最後に練習する曲の選び方ですが

理想はバラードです。

 

テンポが速くなればなるほど

頭から上手く喉の筋肉へ

指示が出せなくなります。

 

友人とカラオケで歌う場合は好きな曲でいいですが

練習のために選ぶ練習曲はバラードにしましょう。

 

女性であればMISIAのエヴリシングはとてもいいです。

マライア・キャリーのヒーローなどもいい練習曲ですよ。

 

男性の場合ライオンハートなどおすすめですよ。

 

 

それではご参考までに。^^

次に喉声とはどんな状態?特徴と改善方法は?喉声の歌手って?

という記事を書いてますのでせひ参考にしてみて下さい^^